均質化温度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 15:16 UTC 版)
二相以上の相を含む流体包有物を徐々に加熱していくと、液相が膨張もしくは蒸発し、固相が液相に溶解するなどして、流体包有物が一相となる現象が観察される。この時の温度を均質化温度と呼ぶ。流体包有物が塩類結晶を含む場合、結晶が消滅した時点の温度から、塩濃度を計算することが可能である。鉱物結晶成長中の鉱液(もしくは超臨界流体)は、一般に単相であると考えられるので、初成包有物の均質化温度は、流体包有物形成時の温度・圧力を計算する上で用いられる。
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