地理学的見地から
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 16:59 UTC 版)
「ヴァリャーグからギリシアへの道」の記事における「地理学的見地から」の解説
地理学上から見て、航路の困難さを論拠とする説である。主幹ルートとされる航路では、2つの分水嶺の間の陸路を克服する必要がある。1つはロヴァチ川水系とダウガヴァ川水系の間、もう1つはダヴガヴァ川水系とドニエプル川水系の間である。しかし、仮にバルト海からタウガヴァ川、ドニエプル川というルートを取れば、陸路は1回だけで、しかも5分の1以下の距離である。リガ、ポロツク、スモレンスクも通過できる。また、バルト海からヴィスワ川、ブク川、プリピャチ川、ドニエプル川のルートであれば、ヘウムノ、ポロツク、ブレスト、ピンスク、トゥーロフを通過し、すぐさまキエフ地域へ到達できる。同じく陸路も1度で済む。このようなルートがあるにもかかわらず、2度の陸路を含むルートを取るかを疑問点としている。
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