地球温暖化陰謀説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:29 UTC 版)
「地球温暖化に対する懐疑論」を参照 地球温暖化は実際には起こっていない、又は太古から続く自然な気温変化に過ぎないとして、CO2増加による地球温暖化を否定する説。ドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任してから声高に主張されるようになった。 論拠として、1946年から1975年頃にかけてCO2が急増したにもかかわらず気温は下降気味だった事や、気温データを捏造したとされる気候研究ユニット・メール流出事件(クライメートゲート事件とも)が上げられるが、気候研究ユニット・メール流出事件については、イギリス王立協会、ペンシルベニア州立大学、イギリスのラッセル委員会、イースト・アングリア大学がそれぞれに調査した結果 、不正の事実は何も見あたらなかった。また、現在では環境省等がデータに誤りはない と主張している。また、この事件の後の観測データも、温暖化が間違いなく進行していることを示しており、2021年8月に公表されたIPCC第6次報告書でも、「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」としている。
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