土木用コンクリートブロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 16:10 UTC 版)
「コンクリートブロック」の記事における「土木用コンクリートブロック」の解説
土木工事現場でコンクリートブロックという場合は、上記の建築用資材ではなく、道路斜面(いわゆる法面(のりめん))や河川の護岸部を覆う材料として用いられるものを指すことが多い。 一般に用いられるものは石垣などの材料である間知石(けんちいし)の代替品として製造されている『間知ブロック』(けんちぶろっく)と呼ばれるもので、斜面の前面に組み合わせて積んで、裏に生コンクリートを打設して設置される。 河川護岸用に用いられるものについては、1997年の河川法の改正に伴い、水際の生物などに配慮した製品が多く用いられるようになった。これはブロック前面の空洞に周辺の土砂や石を詰め、流水による河岸の浸食防止など護岸の機能を発揮しつつ、土砂による河岸と同様の生態系や植生の保護・育成を期待する製品となっている。
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