回淵・三ヶ所発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:54 UTC 版)
1932年に山須原発電所に続いて竣工したのが五ヶ瀬川水系三ヶ所川の回淵発電所と三ヶ所発電所である。 上流側の回淵発電所は宮崎県西臼杵郡三ヶ所村大字桑野内(現・五ヶ瀬町桑野内)にあり、大字三ヶ所に三ヶ所川を横断する堰堤を設けてその右岸から取水する。一方、三ヶ所発電所は同じく三ヶ所村大字桑野内にあり、三ヶ所川を横断する堰堤の右岸より取水するとともに回淵発電所の放水を直に受けて発電する。両発電所ともに電業社原動機製造所製フランシス水車・芝浦製作所製交流発電機各1台を備える。発電所出力は回淵発電所が1050キロワット、三ヶ所発電所が1320キロワット。 九州送電が水利権を取得した地点であり、両発電所そろって1931年11月29日に竣工した。送電線は回淵発電所から三ヶ所発電所を経て高千穂変電所へ至る66キロボルト線が整備されている。
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