喜多善男 - 小日向文世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 03:28 UTC 版)
「自由死刑」の記事における「喜多善男 - 小日向文世」の解説
本作の主人公。みずほと結婚して幸せの絶頂にいたが、親友である三波の事故死やみずほとの離婚で事態が急変。それに加えて勤めていた出版社を追われ、多額の借金まで抱えてしまい、何もかもがうまくいかなくなったため、11日後の三波の命日に人生を終えることを決意する。楽しかったことだけを考えながら、誰にも邪魔をされずに静かに死のうとしていたが、平太たちと出会う中で、これまでではあり得なかった出来事が善男の周りで次々と巻き起こる。臆病な面がある一方、普段の善男とは正反対の邪悪かつ狂気的なもう一人の人格(「ネガティブ善男」と呼んでいる)が時折現れ、自分の存在を否定するかのようなネガティブな言葉を吐きつづけ死へと誘う。「ネガティブ善男」は善男のみに見える幻像のようなもので、これが出現している間の善男の挙動は、まるでパントマイムをしているかのように他人には映っている。カレーが好物で、特に静子の作るチキンカレーと中村屋のインドカリーがお気に入り。そのためか、善男の夢にはカレーがよく出てくる。
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