和久田康雄とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 和久田康雄の意味・解説 

和久田康雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 08:38 UTC 版)

和久田 康雄(わくだ やすお、1934年3月1日[1] - 2017年4月13日[2])は、日本の鉄道研究家、元官僚栃木県生まれ[3]

略歴

父親の転勤とともに東京、仙台、広島に移り住む。1957年東京大学法学部卒。在学中に東大鉄道研究会を組織。1984年まで運輸省に勤務。本省の他、福岡陸運局、仙台陸運局等に勤め、その後、2003年まで交通関係の団体に勤務。日本民営鉄道協会常務理事、日本鉄道建設公団理事、JTBトラベルカレッジ校長などを務める。日本交通学会、鉄道史学会、赤門鉄路クラブの各会員。「鉄道ピクトリアル」編集委員を務めた[4]私鉄を研究対象とした。2017年に死去。83歳没[2]

著書

  • 『資料・日本の私鉄』鉄道図書刊行会 1972
  • 『日本の私鉄』1981 岩波新書
  • 『日本の地下鉄』1987 岩波新書
  • 『私鉄百年史 人物と事件でつづる』鉄道図書刊行会 1991
  • 『鉄道をよむ』アテネ書房 (情報源…をよむ)1993
  • 『私鉄史ハンドブック』電気車研究会 1993
  • 『やさしい鉄道の法規 JRと私鉄の実例』交通研究協会 (交通ブックス) 1997
  • 『路面電車 ライトレールをめざして』交通研究協会 (交通ブックス) 1999
  • 『やさしい鉄道の法規 JRと私鉄の実例』交通研究協会 (交通ブックス) 1999
  • 『私鉄史探訪60年』JTB (マイロネbooks) 2002
  • 『日本の市内電車 1895-1945』成山堂書店 2009
  • 『鉄道ファンのための私鉄史研究資料 1882 to 2012』電気車研究会 2014

共編

  • 『アジアの鉄道 18国最新事情』広田良輔共編 吉井書店 1990
  • 『南北アメリカの鉄道 15国最新事情』広田良輔共編 吉井書店 1992
  • 『復刻鉄道名著集成』星晃, 渡辺寿男,加藤新一共編 アテネ書房 1993
  • 『西ヨーロッパとアフリカの鉄道 21国最新事情』広田良輔共編 吉井書店 1994
  • 『東ヨーロッパとオセアニアの鉄道 15国最新事情』広田良輔共編 吉井書店 1996
  • 『鉄道の世界史』小池滋, 青木栄一共編 悠書館 2010
  • 『世界の駅・日本の駅』小池滋, 青木栄一共編 悠書館 2010
  • 『日本の鉄道をつくった人たち』小池滋, 青木栄一共編 悠書館 2010
  • 『都市交通の世界史 出現するメトロポリスとバス・鉄道網の拡大』小池滋共編 悠書館 2012
  • 『路面電車の記憶 昭和20年代・30年代のアルバム』江本廣一写真 彩流社 2013

翻訳

  • アレン・レヴィ『世界の鉄道模型大図鑑 カラー版』小池滋共訳 角川書店 1981
  • フィオーナ・マクドナルド文,ジョン・ジェイムズ画『19世紀の鉄道駅』小池滋共訳 1993 (三省堂図解ライブラリー)
  • デイヴィッド・ロス編著『世界鉄道百科図鑑 蒸気、ディーゼル、電気の機関車・列車のすべて 1825年から現代』小池滋共訳 悠書館 2007

脚注

  1. ^ 『現代物故者事典2018~2020』(日外アソシエーツ、2021年)p.843
  2. ^ a b 今津直久「私鉄史研究に尽力された 和久田康雄さんと本誌」『鉄道ピクトリアル』No. 934、電気車研究会、2017年8月、pp. 128。 
  3. ^ 和久田康雄『日本の地下鉄』岩波書店岩波新書)、1987年。ISBN 4004203929 
  4. ^ 『鉄道ファンのための私鉄史研究資料』著者紹介



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「和久田康雄」の関連用語

和久田康雄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



和久田康雄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの和久田康雄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS