周旋と仲介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 01:07 UTC 版)
「国際紛争の平和的解決」の記事における「周旋と仲介」の解説
詳細は「周旋」を参照 周旋とは、第三国が連絡手段や場所を提供するなどして当事国に交渉(#外交交渉参照)のテーブルに着かせる方式をいう。斡旋ともいわれる。周旋においては第三国の介入は極めて控えめであり、交渉の内容には直接関与しない。周旋は紛争当事国間に公式関係がない場合に効果を発揮するといわれる。 これに対して仲介は、第三国が交渉の便宜を図るだけでなく、交渉の基礎を提供したり第三国の立場を表明するなどして、交渉内容に直接的に介入する方式のことをいう。居中(きょちゅう)調停ともいう。紛争当事国は第三国の意見に拘束されるわけではないが、紛争当事国の立場からは見逃しがちな解決方法を紛争当事国に喚起するという長所がある。 周旋と仲介はどちらにおいても、第三国は紛争当事国を尊重して交渉内容を拘束するものではないという類似性があり、両者はしばしば区別せずに用いられるものである。
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