右辺値と左辺値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:55 UTC 版)
「値 (計算機科学)」の記事における「右辺値と左辺値」の解説
Cなどのいくつかの言語には左辺値 (l-value) と右辺値 (r-value) という概念がある。左辺値はアドレスに紐付けられたもの、つまり変数かデリファレンスされた参照である。右辺値は左辺値であっても、非左辺値であってもよい。Cでは、基本的には左辺値とは代入ができるもの(=演算子の左辺に置くことが正しいもの)という意味であるが、配列型の変数のように左辺値は持っている(アドレス演算子(単項&)でアドレスを得ることができる)が代入できないものもあり、標準化により仕様を明確化する過程で、修飾 const が追加され、変更可能な左辺値と変更可能でない左辺値ということになった。 左辺値はあるオブジェクトを指し示す式である。変更不可能な左辺値はアドレスを持つが、代入不可能である。変更可能な左辺値は指し示すオブジェクトを変更することが可能である。右辺値はあらゆる式であり、その式を評価した結果の値を意味する。
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