右手のないバグダードの若い商人の話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「右手のないバグダードの若い商人の話」の解説
若者はバグダードの大金持ちの息子であったが、父が死に遺産を相続した後、遺産で商品を買いカイロに旅立った。カイロで商品を売っていると、若者は商品を買いに来た美しい女に恋をしてしまった。若者は毎日その女の屋敷に通い、一夜を共にし、50ディナールを渡して朝帰るということを続けたが、ついに金がなくなり、困ってしまった。若者は市場を歩いているとき人にぶつかり、手が財布に触れた拍子にその財布を盗んでしまったが、その場で捕まり、罰として右手を斬られてしまった。行く当てもなく女の屋敷に行くと、女は悲しみ、右手を失った若者と結婚した。今まで渡した金は全て手付かずで残っており、若者に返してくれた。しかし、女は悲しみのあまり病になり死んでしまった。若者は女の遺産を相続したが、遺産は膨大で、1年かけてようやく処分し終えたので、仲買人の所に金を受取に来たのであった。
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