可変静翼機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 15:45 UTC 版)
「ロールス・ロイス トレント」の記事における「可変静翼機構」の解説
元のRB211計画が始まった時、圧縮機システムはアメリカの競合他社とは異なり、可変静翼を全廃する予定だったが、中圧圧縮機(IPC)の作動領域が限られているため、加速時のサージ耐性を高めるには少なくとも中圧コンプレッサの最前列(インレット・ガイドベーン)を可動にすべきという事が研究過程の初期で明らかになり、RB.211とトレントシリーズにも採り入れられている。しかし他の2軸式ターボファンでは必須の多数の可変静翼機構が3軸式のRB.211には存在せず、簡略化、軽量化、信頼性向上が図られている。
※この「可変静翼機構」の解説は、「ロールス・ロイス トレント」の解説の一部です。
「可変静翼機構」を含む「ロールス・ロイス トレント」の記事については、「ロールス・ロイス トレント」の概要を参照ください。
- 可変静翼機構のページへのリンク