古代ギリシア建築のゲイソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 14:14 UTC 版)
「コーニス」の記事における「古代ギリシア建築のゲイソン」の解説
ゲイソン(ギリシャ語:γεῖσον)は建築専門家の用語であり、ドーリア式においてはフリーズ頂部から、イオニア式とコリント式ではフリーズ(時にはアーキトレーブ)の段頂部から外に突き出したエンタブラチュアの部品を指している。つまり単純にコーニスに相当する。古代ギリシア建築でのゲイソンは傾斜した屋根を持つ建築側面の屋根の外縁を形成する。外面の上縁は水を流すためにしばしば鷹の嘴状に垂れた縁をしている。さらに入念なモールディングあるいは装飾的部品を備えることが多く、時には塗装された。ゲイソンの上にはシマ(上向きの縁)が走る。ゲイソンの下側はソフィットと呼ばれることがある。ゲイソン(特に外縁の鷹の嘴状モールディング)はしばしばその建物の年代に関する議論の要素として使われる。
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