古代アジアにおける黒人の存在の主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 06:24 UTC 版)
「坂上田村麻呂黒人説」の記事における「古代アジアにおける黒人の存在の主張」の解説
日本を含むアジアに黒人が定住していたという説は何度も唱えられてきた。アメリカの人類学者Roland Burrage Dixonは日本人が古オーストラロイドと古ネグロイドの混血であると主張し、日本人にはネグリト(東南アジアからニューギニアにかけて居住する肌の黒い民族)的特徴がみられると述べた。またセネガル出身の歴史家で人類学者のCheikh Anta Diopは黄色人種が黒人と白人の混血であると主張した。その後の研究で、ネグリトに属するアンダマン諸島人のほぼ100パーセントが持つY染色体ハプログループDを日本人の35パーセントが持っていることが判明し、二つの民族集団が近縁である可能性が指摘された(これは大まかな分類であり、サブグループは異なる。ハプログループD (Y染色体)を参照のこと)。しかしながらネグリト自体は現在オーストラロイドに分類され、ネグロイドよりもモンゴロイドにより近いことが判明している。
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