受動態にあたる構文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 00:30 UTC 版)
ナンディ語には論理的目的語が主格の声調パターンで現れるような受動構文は存在せず、代わりに一人称複数の接頭辞 ke- あるいは ki- を三人称語幹の屈折形や声調パターンと共に(そして目的語は「対格」の声調パターンのまま)用いる。以下に例文を示すが、/-e̘˦/ は非三人称が主語である場合の未完結相、/-e̘j˦/ は三人称が主語である場合の未完結相を表す。 a. /ki̘˦-ke̘ːr˦-e̘˦ te̙ː˨ta̙˨˩/ 1pl-見る-non3.ipfv 牝牛.obl (慣用綴り: kige(e)re teta)私たちは牝牛を見ている b. /ki̘˦-ke̘ːr˦˨-e̘j˦ te̙ː˨ta̙˨˩/ 1pl-見る-3.ipfv 牝牛.obl (慣用綴り: kige(e)rei teta)牝牛は見られている (参考) /ke̘ːr˨˩-e̘j˦ te̙ː˨ta̙˨˩/ 見る-3.ipfv 牝牛.obl (慣用綴り: ke(e)rei teta)彼(女)は牝牛を見ている
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