反証テストと信頼性(強度)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/12 21:35 UTC 版)
「反証テスト」の記事における「反証テストと信頼性(強度)」の解説
有限回の反証テストに耐えたという事実は、その仮説が真であるという帰結をもたらさない。また、より多くの反証テストを耐えた理論の方がより真理に近いという帰結ももたらさない。もしそのような解釈を採用するならば、反証テストを帰納テスト批判として提出した意味がなくなる。そして、帰納テストの問題点は、それが有限回の帰納テストに適った仮説を真であると考えたり、より多くの帰納テストに適った理論がより真理に近いとみなすときに論理的飛躍が生じているということだからである。このため、反証主義においては、信頼性(強度)という特殊な概念が採用され、より多くの反証テストに耐えた仮説の方がより信頼性(強度)が高いとみなされる。
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