原理とパラメータのアプローチとは? わかりやすく解説

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原理とパラメータのアプローチ

(原理とパラメターのアプローチ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 21:40 UTC 版)

原理とパラメータのアプローチ(げんりとパラメータのアプローチ、英: principles-and-parameters (P&P) approach)とは、普遍文法が、全ての言語に共通した原理 (principles) と、言語ごとに選択可能なパラメータ (parameters) から出来ていると仮定し、それによって言語の普遍性と多様性を捉えようとする生成文法の考え方[1]:3。この観点では、言語獲得(特に文法の獲得)とは、言語経験を通してそれぞれのパラメータを設定して行く過程として捉えられる[1]:3


  1. ^ ただし、このようなwhの島などに関する英語とイタリア語の違いは存在しないことがその後の研究で明らかになった[1]:150
  1. ^ a b c d e 渡辺明 (2009)『生成文法』東京大学出版会
  2. ^ Chomsky, Noam (1973) Conditions on transformations. In Anderson, Stephen R. & Kiparsky, Paul (eds.), A festschrift for Morris Halle, 232-286. New York: Holt, Reinhart and Winston.
  3. ^ Ross, John R. (1967) Constraints on variables in syntax. Cambridge, MA: MIT. (Doctoral dissertation.)
  4. ^ Rizzi, Luigi (1982) Issues in Italian syntax (Studies in Generative Grammar 11). Dordrecht: Foris.
  5. ^ Newmeyer, Frederic J. (2005) Possible and probable languages: A generative perspective on linguistic typology. Oxford: OUP.


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