占いの技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 21:26 UTC 版)
最初メラムプースはメッセーネーの都市ピュロスに住んでいたが、ネーレウスの権力が強くなったので田舎に移り住んだ。そのころ館の前に1本のオークの木が立っており、その木に子連れの牝蛇が住んでいた。しかし召使たちが牝蛇を殺したとき、メラムプースは蛇の死体を火葬し、残された子供の蛇を育てた。蛇は成長すると、メラムプースが眠っている間に舌で両耳を清めた。翌朝、メラムプースは目覚めると鳥の声が理解できることにとても驚いたが、たちまち鳥の声から未来を予言する術を作り出した。その後、犠牲獣の臓腑の腑分けによる占いを習得し、アルペイオス河畔でアポローンに出会い、以後他に比べる者のない予言者となった。
※この「占いの技術」の解説は、「メラムプース」の解説の一部です。
「占いの技術」を含む「メラムプース」の記事については、「メラムプース」の概要を参照ください。
- 占いの技術のページへのリンク