南伊佐郡とは? わかりやすく解説

南伊佐郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 03:09 UTC 版)

日本 > 九州地方 > 鹿児島県 > 南伊佐郡
鹿児島県南伊佐郡の位置

南伊佐郡(みなみいさぐん)は、鹿児島県にあった

郡域

1887年明治20年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

歴史

21.山崎村 22.宮之城村 23.鶴田村 24.大村 25.佐志村 26.永野村 27.黒木村 28.藺牟田村(紫:薩摩川内市 桃:薩摩郡さつま町 1 - 8は薩摩郡 11・12は高城郡 31・32は甑島郡)

郡発足までの沿革

  • 明治初年時点では全域が薩摩鹿児島藩領であった。「旧高旧領取調帳」に記載されている、伊佐郡のうち後の本郡域の明治初年時点での村は以下の通り[注 1]。特記以外は全域が現・さつま町。(23村)
    • 太良郷(一部) - 永野村
    • 山崎郷(一部) - 山崎村、久富木村
    • 藺牟田郷 - 藺牟田村(現・薩摩川内市)
    • 大村郷 - 南方村、北方村(現・さつま町)、上手村、下手村(現・薩摩川内市)
    • 宮之城郷 - 屋地村、船木村、平川村、湯田村、柊野村、虎居村、時吉村、求名村
    • 佐志郷 - 広瀬村、田原村
    • 黒木郷 - 黒木村(現・薩摩川内市)
    • 鶴田郷 - 鶴田村、神子村、柏原村、紫尾村
  • 明治4年7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により鹿児島県の管轄となる。
  • 明治12年(1879年2月17日 - 郡区町村編制法の鹿児島県での施行により、行政区画としての伊佐郡が発足。「宮之城郡役所」が屋地村に設置され、薩摩郡大隅国菱刈郡とともに管轄。
  • 明治14年(1881年7月28日 - 薩摩郡・出水郡[注 2]高城郡甑島郡とともに「隈之城郡役所」の管轄。

郡発足以降の沿革

脚注

注釈

  1. ^ 郷については「角川日本地名大辞典」による。
  2. ^ 明治20年(1887年)より「出水郡役所」の管轄。

出典

  1. ^ 鹿兒島縣下分郡ノ件(明治20年勅令第7号、 原文
  2. ^ 鹿兒島縣下國界竝郡界變更及郡廢置法律(明治29年法律第55号、 原文

参考文献

関連項目

先代
伊佐郡
郡の変遷
1887年 - 1897年
次代
薩摩郡




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