リスト:半音階的大ギャロップ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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リスト:半音階的大ギャロップ | Grand galop chromatique S.219 R.41 | 作曲年: 1838年 出版年: 1883年 |
作品解説
1838年作曲された。変ホ長調でかかれた快活な小品であり、数あるギャロップの中で、最も完成度が高いものの一つ。文字通り、半音階の上行旋律で構成され、執拗な増三和音が特徴的である。ピアニシモからフォルテティシモまでの音量域で、かつ発想記号の表記が目まぐるしい。中間部では、右手の高速な跳躍が求められる。
演奏史においては、ジョルジュ・シフラの影響力が非常に強く、ヴィルトゥオーゾピースとして広く知られている。フランツ・リスト自身もアンコールピースとして愛奏していた。
ホ長調の簡易版が存在し、トリオの部分では《舞踏会のギャロップ S220》が組み込まれている。ここでは、主題の重音が取り除かれており、効果的に演奏難度が下げられている。
半音階的大ギャロップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 14:59 UTC 版)
半音階的大ギャロップ(はんおんかいてきだいギャロップ、Grand galop chromatique、サール番号:S.219)はフランツ・リストの作曲したピアノ曲。
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