医師たちが見たメリック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:35 UTC 版)
「ジョゼフ・メリック」の記事における「医師たちが見たメリック」の解説
トレヴェスは自らの後輩である研修医たちに、空き時間を利用してメリックを見舞うように命じていた。それに従っていた研修医のひとりウィルフレッド・グレンフェルは後に著した自伝「ラブラドルの一医師」のなかで、メリックが自分の容姿を神経質に気にしていたこと、また正常であった左手を誇りとしていたことを記し、レジナルド・タケットもまた、メリックが感じていた自分の左手への誇りや、美しいものや立派な衣服を好む彼の嗜好を語っている。一方でD.G.ハルステッドは回想録に、彼の顔は象よりもバクに似ていると思った、だが「バク男」では見世物小屋のキャッチフレーズとしては不適当だったろう、と冷ややかな観察を記し、メリックのもとをたずねた後、ほかの持ち場に戻るときにはほっとするのが常だった、とも告白している。
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