北谷村 (鳥取県)とは? わかりやすく解説

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北谷村 (鳥取県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 11:17 UTC 版)

きただにそん
北谷村
廃止日 1953年10月1日
廃止理由 新設合併
倉吉町西郷村上井町上小鴨村社村上北条村北谷村、高城村、灘手村(一部)→ 倉吉市
現在の自治体 倉吉市
廃止時点のデータ
日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 鳥取県
東伯郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 3,245
国勢調査、1950年)
隣接自治体 高城村、杜村、倉吉町、上小鴨村、関金町
北谷村役場
所在地 鳥取県東伯郡北谷村大字福富
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北谷村(きただにそん[1])は、鳥取県東伯郡にあった。現在の倉吉市の一部にあたる。

地理

北谷川の沿岸、大山の東のすそ野に位置していた[2]

歴史

  • 1889年(明治22年)10月1日、町村制の施行により、久米郡尾田村、福富村、福本村、志津村、杉野村、沢谷村、忰谷村、長谷村、中野村、大河内村、森村、三江村が合併して村制施行し、北谷村が発足[1][2]。旧村名を継承した尾田、福富、福本、志津、杉野、沢谷、忰谷、長谷、中野、大河内、森、三江の12大字を編成[2]
  • 1896年(明治29年)4月1日、郡の統合により東伯郡に所属[2]
  • 1921年(大正10年)電灯架設[2]
  • 1925年(大正14年)梨栽培同業組合設立[6]
  • 1927年(昭和2年)大字尾田と隣接の大字福本・志津と耕地整理組合を結成し1937年(昭和12年)まで農業用水の確保と新田開発を実施[7]
  • 1953年(昭和28年)10月1日、東伯郡西郷村、上井町、倉吉町、上小鴨村、社村、上北条村、高城村、灘手村(一部)と合併し、市制施行して倉吉市を新設して廃止された[1][2]。合併後、倉吉市大字尾田・福富・福本・志津・杉野・沢谷・忰谷・長谷・中野・大河内・森・三江となる[2]

地名の由来

北谷川と小鴨川との間の台地に藤井谷廃寺跡があり、かつてこの寺の北を北ノ郷、南を南ノ郷と称したといわれ、その北ノ郷に由来[2]

産業

  • 農業、林業[2]
  • 産物:米、麦、繭、果実(梨、カキ)、薪炭[2]

鉱山

大字沢谷の高城鉱山で第二次世界大戦末期にモリブデンが月産500キログラムくらい採掘され、1957年(昭和32年)頃閉山[8]

教育

  • 1873年(明治6年)福富小学校開校[9]。1901年(明治34年)北谷尋常小学校を北谷尋常高等小学校に改称し大字沢谷に移転[2]

名所・旧跡

  • 倭文神社(式内社)[3]

出身著名人

  • 西谷金蔵(実業家、北谷村長、衆議院議員、森村出身)[10]

脚注

  1. ^ a b c 『市町村名変遷辞典』258頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』280頁。
  3. ^ a b c 「志津〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』387頁。
  4. ^ 「忰谷〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』221頁。
  5. ^ 「長谷〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』555頁。
  6. ^ 「三江〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』725頁。
  7. ^ 「尾田〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』198頁。
  8. ^ 「沢谷〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』375頁。
  9. ^ 「福富〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』662頁。
  10. ^ 「森〈倉吉市〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』773頁。

参考文献

関連項目




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