北朝鮮初の人工衛星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 15:17 UTC 版)
「光明星3号2号機」の記事における「北朝鮮初の人工衛星」の解説
光明星3号2号機は、北朝鮮が軌道投入に成功した初の人工衛星と考えられている。北朝鮮はこれまでに、光明星3号1号機を除く全ての光明星シリーズを衛星軌道に乗せたと発表しているが、NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)などは、いずれの打ち上げにおいても該当する軌道上には衛星が確認できず、軌道投入は失敗したとみられるとしていた。 しかし、今回の打ち上げでは、NORADは光明星3号2号機と、それに付随するスペースデブリの計4物体が衛星軌道に到達し、人工衛星となったことを確認したと発表した。さらに、NORADは物体にKMS3-2という固有の名称をつけた。これにより、正式に北朝鮮の打ち上げた物体が人工衛星であることを認めた形となった。 また、韓国国防部も、人工衛星が軌道を正常に周回していると述べた。 これにより、北朝鮮は人工衛星自力打ち上げ能力を有する10番目の国、人工衛星を保有する75番目の国・組織になった。
※この「北朝鮮初の人工衛星」の解説は、「光明星3号2号機」の解説の一部です。
「北朝鮮初の人工衛星」を含む「光明星3号2号機」の記事については、「光明星3号2号機」の概要を参照ください。
- 北朝鮮初の人工衛星のページへのリンク