化学療法剤との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:44 UTC 版)
支持者は「がん化学療法剤が悪性腫瘍に直接、作用して腫瘍の縮小、消滅を図るのに対して、免疫療法剤の丸山ワクチンは投与によって体内に抗体を呼び覚まし、がんの成長、転移を抑制する効果を期待するものであるから、がんと共生しながら延命するケースもある[要出典]。従ってこの薬剤の有効性は腫瘍縮小率を基本とする効果基準では判定できない[要出典]。」と主張する。しかし、免疫療法剤として承認されたニボルマブの奏効(腫瘍縮小)率は悪性黒色腫で32%、肺扁平上皮がんで25.7%、非扁平上皮非小細胞肺がんで19.7% であり、腫瘍縮小率を基本とする効果基準で判定できた。また、第094回国会社会労働委員会第20号において、村山達雄厚生大臣は丸山ワクチンに縮小効果が見られなかったので延命効果判定を導入したと答弁し、梅原誠一参考人は腫瘍縮小を目安とする効果判定基準が丸山ワクチンには不適当であると考えたから延命効果判定を用いたと答弁しているように、丸山ワクチンがきっかけで腫瘍縮小効果がなくても延命効果があれば承認されることとなった。
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