勝新太郎の東映初出演
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「海軍横須賀刑務所」の記事における「勝新太郎の東映初出演」の解説
先述のお家騒動の後、秋の高倉主演映画は『現代任侠史』が予定に挙がっていた。本作が秋に押し出され、秋の高倉主演映画が二本になったため、本作の主演が勝新太郎に交代したものと見られる。勝の東映初出演は、東映専属にも関わらず、勝プロ製作・東宝配給で「子連れ狼」に出演し続ける若山富三郎のバーター。製作会見は1973年9月19日に東映本社で行われ、席上、勝は「クツの裏にべったりと土がついたような陸軍と違って海軍はコンクリートのイメージだから、実はオレの味と合わんのじゃないかと心配なんだが、久しぶりに俳優一本でやれるので喜んでいる。東映初出演といっても別にどうってこともないし、俳優はカメラの前に立ったら常に全力でやるだけだ」などと話した。「子連れ狼」を続ける若山は1972年3月に、東映の専属リストから削除され、その後、東映から一年半干されていたが、この年6月公開の『釜ヶ崎極道』で東映の番線に復帰した。
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