勝ちポイント選抜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/03 14:15 UTC 版)
設例(6)を使用して説明すれば、この時の各審査員の採点表が、次のようであったと仮定する。 1位 2位 3位 4位 審査員1 A C B D 審査員2 A C B D 審査員3 B D C A 審査員4 B C A D 審査員5 C A D B 審査員6 C A B D 審査員7 D A C B これから、A、B、Cのうち、2者同士の対戦を抽出する。まず、「A対B」は「Aを上位とする者=5 対 Bを上位とする者=2」となるので、Aが勝ちポイント1となる。この際、勝敗数差は考慮されない(4対3でも6対1でも、勝ちポイントは1である)。 同様に「B対C」は、「2対5」となるので、Cが勝ちポイント1となる。 「A対C」は「3対4」となるので、Cが勝ちポイント1となる。 よって、勝ちポイントが2となったCが最上位であると決する。 ただし、勝ちポイント1位が複数現れる場合もありえる。その際には、勝ちポイント1位の団体だけでの勝ちポイント選抜を行う。それでもなお、勝ちポイント1位が複数となった場合には、コンクールによって対応が変わる。 (a)勝ちポイント1位の中で、「勝ち数」の合計がもっとも多い団体を最上位とする。 (b)後述する「順位換算法」によって最上位を決する。 (c)勝ちポイント1位の中で、審査委員長が最上位とした団体とする。 なお、(a)および(b)においては、なおも同点となる場合がありうるため、その際には(c)によるという規定が付け加えられている。
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