加茂家関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:57 UTC 版)
加茂保憲(かもやすのり) 天文博士。故人。榊の養父。榊と安倍保名を娶せ、保名を自らの後継者にと考えていたが、決定前に急死した。なお、実在の賀茂保憲は「賀茂」だが、本記述の元になった『新日本古典文学大系 93』では一貫して「加茂」と表記されている。 榊の前(さかきのまえ、榊) 天文博士加茂保憲の養女。実父は信太庄司。葛の葉の姉。安倍保名の恋人。陰陽道の知識は父譲りで、天変対策会議に呼ばれる。養母である後室の奸計に陥り、無実の罪を着せられ自害する。 後室(こうしつ) 加茂保憲の妻。岩倉治部の妹。保憲の死後は「後室」と呼ばれている。兄の義理の息子にあたる芦屋道満を保憲の後継者とするために策を弄して、榊を自害に追い込む。悪事が露見した後、与勘平に縊り殺される。 乾平馬(いぬいへいま) 加茂家の執権。芦屋道満を加茂保憲の後継者とするため、後室と共謀して榊を陥れる。悪事が露見し、左近太郎に斬られる。
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