前庭脊髄反射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 07:12 UTC 版)
内耳の前庭器官が受けた平衡感覚情報は前庭神経を経由し、前庭神経核に送られる。前庭神経核からの出力は直接前庭脊髄路を通り、もしくは脳幹網様体を経由して間接的に脊髄のα運動ニューロン、γ運動ニューロンに伝導される。これによって体幹、四肢に現れる反射を前庭脊髄反射(英: vestibulospinal reflex、独: vestibulospinaler Reflex)といい、姿勢の制御に重要な働きを果たす。この反射はほとんど全ての脊髄分節で認められ、頸部以下の全身の骨格筋にわたって体の平衡、姿勢に関与する。
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