前受け金

デジタル大辞泉

まえうけ‐きん〔まへうけ‐〕【前受金】

読み方：まえうけきん

簿記で、受注者が商品や役務などを提供する前に代金の一部として受け取る金。

大車林

前受け金

英語 deposit money

注文時に車両代金の一部を注文者から売り主が預かるかたちで、注文から納車までの期間が長い場合にとられる。特別注文を装備したクルマや、人気車で、納車待ち期間が長いクルマがこれに該当する。前受け金は、納車時に車両代金の一部にあてられるので、支払い金額は変わらないが利息はつかない。同様のものに申込み金、手付け金があるが、これらは顧客の都合で注文がキャンセルになる場合に備えてのもので、その場合は違約金を請求されることになり、少なくとも違約金額を預かるのが普通である。売り主の都合で納車が不可能になった場合は、逆に違約金を売り主が注文者に支払うことになる。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。