初等的な場合の例とは? わかりやすく解説

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初等的な場合の例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 23:40 UTC 版)

条件付期待値」の記事における「初等的な場合の例」の解説

大小二つサイコロ投げて大きいほうのサイコロの目を X、小さいほうのサイコロの目を Y としよう条件付き期待値計算した確率変数2つサイコロの目の積 XY とし、Y = 3 という情報分かっているとする。このとき、ありうる可能性は (X, Y) = {(1,3), (2,3), (3,3), (4,3), (5,3), (6,3)} の6通りであり、それぞれ確率 .mw-parser-output .sfrac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .sfrac.tion,.mw-parser-output .sfrac .tion{display:inline-block;vertical-align:-0.5em;font-size:85%;text-align:center}.mw-parser-output .sfrac .num,.mw-parser-output .sfrac .den{display:block;line-height:1em;margin:0 0.1em}.mw-parser-output .sfrac .den{border-top:1px solid}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1/6 なので E ⁡ [ X Y ∣ Y = 3 ] = 1 ⋅ 3 ⋅ 1 6 + ⋯ + 6 ⋅ 3 ⋅ 1 6 = 21 2 {\displaystyle \operatorname {E} [XY\mid Y=3]=1\cdot 3\cdot {\frac {1}{6}}+\cdots +6\cdot 3\cdot {\frac {1}{6}}={\frac {21}{2}}} となる。同様に Y = y分かっているとすると E ⁡ [ X YY = y ] = 21 y 6 {\displaystyle \operatorname {E} [XY\mid Y=y]={\frac {21y}{6}}} というのが分かるが、これを E ⁡ [ X Y ∣ Y ] = 21 Y 6 {\displaystyle \operatorname {E} [XY\mid Y]={\frac {21Y}{6}}} と書くと、「Y の値が決まったときの XY期待値21 Y / 6 である。」と自然に読むことができる。このようなことは一般確率変数の組 X と Y が与えられ場合にもいえることで、関数 f をうまく見つけてきて E [ X ∣ Y ] = f ( Y ) {\displaystyle E[X\mid Y]=f(Y)} とすることができる。

※この「初等的な場合の例」の解説は、「条件付期待値」の解説の一部です。
「初等的な場合の例」を含む「条件付期待値」の記事については、「条件付期待値」の概要を参照ください。

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