初代 W116(1972年-1980年)
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「メルセデス・ベンツ・Sクラス」の記事における「初代 W116(1972年-1980年)」の解説
詳細は「メルセデス・ベンツ・W116」を参照 W108/W109の後継であるW116は1972年に登場した。このW116から「Sクラス」と名付けられた。前モデルのW108/W109と大きく変わったのが、外見のデザインである。特に、ヘッドライトはW108/W109が縦目のヘッドライトだったのに対し、W116は現在の乗用車と同じような横長の異型ヘッドライトを採用している。ターンシグナルレンズは大型化されている。 エンジンは2,800ccの直6、3,500ccと4,500ccのV8に加え、戦後最大級となる6,900ccのV8エンジンがラインナップされていた。この他米国とカナダ向けの3,000cc直5ターボディーゼルエンジンもあった。 安全面では交通事故の衝撃から乗員を守るパッセンジャーセルをはじめ、リア車軸上に設置されたフューエルタンク、運転者の傷害を軽減する4本スポーク・ステアリングなどの採用がある。さらに1978年にはボッシュ製の電子制御ABS(前輪)のオプションが新たに設定された。 全世界で473,035台売れ、歴代SクラスではW126・W222・W220の次に売れたモデルとなっている。
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