分類と進化史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:03 UTC 版)
「シュードオキシベロセラス」の記事における「分類と進化史」の解説
本属には3つの亜属が属する。Ward & Mallory (1977)は螺環の巻き方と構造からシュードオキシベロセラス亜属とキフォセラス(Cyphoceras)亜属に分類することができるとした。Ifrim et.al. (2013)では、それまで独立属とされていたパラゾレノセラス属がシュードオキシベロセラス属の亜属として扱われた。 シュードオキシベロセラス亜属はチューロニアン期に同じくディプロモセラス科に属するネオクリオセラス属から、キフォセラス亜属はコニアシアン期あるいはサントニアン期にシュードオキシベロセラス亜属から枝分かれした。前者は日本を中心に出現した後に南西太平洋やアフリカへ分布を広げ、後者は主に北アメリカで進化を遂げた。後期カンパニアン期には、キフォセラス亜属からより小型のゾレノセラス属が出現した。 ただし松本ら(1986)によると、円形に螺旋を描くネオクリオセラス属よりもシャフト部とターブン部で構成されたシュルエテレラ属に近縁である可能性もある。
※この「分類と進化史」の解説は、「シュードオキシベロセラス」の解説の一部です。
「分類と進化史」を含む「シュードオキシベロセラス」の記事については、「シュードオキシベロセラス」の概要を参照ください。
- 分類と進化史のページへのリンク