刀身・外装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 15:43 UTC 版)
「剣」と号されているが、両刃の剣ではなく、片刃の直刀である。刃長62.1センチ、切刃造、角棟の刀身はわずかに内反りがあるが当初からあったものではなく明治時代の再刃の際に反ったものである。地鉄は板目肌が流れごころに肌立つ。刃文は直刃(すぐは)で匂口うるみ、小沸つき、元で焼き落とす。 拵えの全長は80.2センチ、金具は金製で、瑞雲に双龍、鍔は赤銅地で、表が波文、裏が瑞雲文、鞘は瑞雲文の梨地高蒔絵である。太刀形式の二組の足金物を持つが、二つの金物が間隔を置かずに並べて配された独特の様式である。
※この「刀身・外装」の解説は、「水龍剣」の解説の一部です。
「刀身・外装」を含む「水龍剣」の記事については、「水龍剣」の概要を参照ください。
- 刀身・外装のページへのリンク