刀剣類の鞘の先端部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 06:38 UTC 版)
刀や剣、槍、薙刀等の刀剣類では柄、鍔などと共に刀装(刀剣類の外装部分)を構成する。木製の鞘(布や革で覆われることが多い)や革製の鞘は、一部に金属が使われることも多く、特に刃物の差し入れ口や鞘の先(鐺:こじり)の部分は、傷みやすいため金属で補強され、帯剣(帯刀)のための吊り金具や装飾用の金具が着けられることもあった。尚、19世紀のヨーロッパでは、全て金属でできた鞘がポピュラーになった。これは、刃先の切れ味を悪くしてしまうという欠点は持っていたものの、革や木製の鞘に取って代わり、19世紀が終わるまでの主流を占めた。
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