出土物・出土人骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 22:21 UTC 版)
縄文時代中後期の西日本で多く見られる磨滑縄文土器が多く出土している。 本遺跡で特に注目すべきは、1968年に行われた第三次調査で発掘された、サメの歯のイヤリング2個、緑色大珠1個、貝(タマキガイ)の腕輪19個を付け、鹿角2本を添えて葬られた女性人骨である。発掘の報告者は、大珠を持った女性は呪術師兼女族長であったとしている。他の女性も全員貝の腕輪をはめ、耳飾り、足飾りをつけている人もいた。縄文人の女性が装身具を多数身に着けて埋葬された事例は全国でも数少なく、縄文社会の構造について一考の余地を与えている。
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