准摂政辞令(宣旨)の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/25 15:31 UTC 版)
1. 摂政藤原忠通、関白へ異動に伴い、准摂政宣旨(奉者:大外記)※「本朝世紀」所載 正二位行権大納言藤原朝臣宗能宣、奉 勅、除目等雑事、宜令関白准摂政儀行之者 久安六年十二月九日 大炊頭兼大外記主殿助助教加賀権介中原朝臣師兼 奉 (訓読文)正二位行権大納言(中御門)藤原朝臣宗能宣(の)る。勅(みことのり)を奉(うけたまわ)るに、除目(じもく)等雑事、宜しく関白をして摂政儀に准じ、之(これ)を行はしむべし者(てへり)。久安六年十二月九日 大炊頭兼大外記主殿助助教加賀権介中原朝臣師兼 奉(うけたまわ)る。 2. 摂政近衛家実、関白へ異動に伴い、准摂政宣旨(奉者:左大史)※「猪熊関白記」所載 参議左大弁藤原朝臣長兼伝宣、権大納言藤原朝臣道経宣、奉 勅、官奏等雑事、宜令関白准摂政儀行之者 建永二年(元年の誤記)十二月八日 修理東大寺大仏長官主殿頭兼左大史但馬権介小槻宿禰国宗 (訓読文)参議左大弁(八条)藤原朝臣長兼伝へ宣(の)る。権大納言(北小路)藤原朝臣道経宣(の)る。勅(みことのり)を奉(うけたまわ)るに、官奏(かんそう)等雑事、宜しく関白をして摂政儀に准じ、之(これ)を行はしむべし者(てへり)。建永二年(元年の誤記)十二月八日 修理東大寺大仏長官主殿頭兼左大史但馬権介小槻宿禰国宗 (「奉」の字が脱)
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