冬の動物園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 01:24 UTC 版)
冬の動物園 | |
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漫画:冬の動物園 | |
作者 | 谷口ジロー |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミックオリジナル 2005年1月24日増刊号(ビッグコミック1) |
話数 | 読み切り |
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『冬の動物園』(ふゆのどうぶつえん)は、日本国の漫画家、谷口ジローの漫画作品並びに同作を表題とした単行本の書名である。
概説
谷口ジローは、就職を経て石川球太のアシスタントになるまでの自身の体験を元に、物語を創作した[1]。
あらすじ
京都の織物問屋に勤める男は、休日となると動物園へスケッチに行く。
単行本
収録作品及びその初出
本作に「連作」とされる6篇を加え、本作を表題とした単行本が刊行された[2]。
- 冬の動物園 - 『ビッグコミックオリジナル』第32巻(2005年1月24日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
- 始まりの春 - 『ビッグコミックオリジナル』第33巻(2006年1月1日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
- 裸婦を描く - 『ビッグコミックオリジナル』第33巻(2006年4月15日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
- 兄が来た - 『ビッグコミックオリジナル』第33巻(2006年10月1日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
- 長い休日 - 『ビッグコミックオリジナル』第34巻(2007年3月1日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
- 星に願いを - 『ビッグコミックオリジナル』第34巻(2007年8月2日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
- 冬の陽だまり - 『ビッグコミックオリジナル』第34巻(2007年12月1日増刊号(ビッグコミック1))、小学館[3]。
書誌情報
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フランス語、スペイン語、オランダ語、ポーランド語、イタリア語、ドイツ語、英語及び朝鮮語に翻訳された[4]。
- 日本語
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帯の推薦文は、谷口ジローの友人でもある池上遼一が書いている[5]。
- 『冬の動物園』小学館〈ビッグコミックススペシャル〉、2008年4月2日。ISBN 978-4-09-181850-8。[6]
- 『冬の動物園』小学館〈谷口ジローコレクション〉、2022年1月2日。ISBN 978-4-09-179369-0。[7]
脚註
出典
- ^ “Interview - Confessions d'un mangaka : Interview de Jirô Taniguchi” (フランス語). Casterman BD. Éditions Casterman. 2009年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月30日閲覧。
- ^ “冬の動物園”. 書籍. 小学館. 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『谷口ジロー 描くよろこび』, pp. 122–128, 谷口ジロー発表作品初出誌&単行本データ.
- ^ 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 256–263, 書誌一覧.
- ^ 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 106–111, 文学者の辿り着くような境地――谷口ジローの才能.
- ^ “冬の動物園 谷口 ジロー(著/文) - 小学館”. 版元ドットコム. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “冬の動物園(谷口ジローコレクション) 谷口 ジロー(著/文) - 小学館”. 版元ドットコム. 2023年12月27日閲覧。
参考文献
- 『谷口ジロー 描くよろこび』平凡社、東京〈コロナ・ブックス〉、2018年10月24日。ISBN 978-4-582-63514-0。 NCID BB27731733。OCLC 1059471619。全国書誌番号:23127035。
- ブノワ・ペータース 著、染谷誠 編『描くひと 谷口ジロー』双葉社、東京、2019年9月29日。ISBN 978-4-575-31492-2。 NCID BB29080545。OCLC 1126777928。全国書誌番号:23284053。
冬の動物園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/01 04:21 UTC 版)
初出『papyrus』vol.9 あらすじ 恋人に二股をかけられ失恋したばかりの加藤美穂は、通っている英会話スクールで高校生の森谷葉二にナンパされる。そして森谷の誘いをうけて美穂は彼と動物園でデートをすることとなり、森谷に振り回されながらも徐々に失恋の痛みを忘れるような感覚に吸い込まれる。スクールのクリスマスパーティーの日、美穂は酔いに任せて元カレに電話をかけてつながらないことから失恋を強く確信、そしてそれを介抱した森谷のある告白から美穂は彼の力を借りて恵吾のことを捨て去る決意をする。 登場人物 加藤美穂(かとう みほ) 社会人。英会話スクールに通う。高校生の頃から付き合っていた恵吾に浮気されて別れたばかり。英会話スクールで知り合った森谷に振り回されつつも徐々に失恋の痛みを忘れるようになっていく。 森谷葉二(もりや ようじ) 美穂と同じ英会話スクールに通う高校生。加藤を「美穂ちゃん」と呼ぶなど軽々しい言動が目立ち、電車でおばあさんに席を譲った際にオベッカを使うなどするため美穂からは女の扱いに慣れていると見られる。一方で将来は英字新聞社の記者になりたいと決めているなど明確なヴィジョンを持つ。
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