兼忠、大力失せる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/09/27 00:01 UTC 版)
ある日、兼忠が横手川の関門の大扉をもってみなぎり落ちてくる水をささえ、押し戻してその力を誇示していた。このありさまを川岸で見ていた1人の老翁が笑いながら「上流をささえるより、下流を押し戻してみよ」と言ったので、兼忠「戻すに何の難しいことがあろうか」と扉を開いて下流に押し戻そうとしたが満水に1町ほど流され、これではどうかと思ったとき、大水が渦を巻いたので岸へかけ上がった。老翁すでにそこにはおらず、それ以来、兼忠の力は弱まったという。
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