八丈岩の伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 03:58 UTC 版)
八丈岩に関しては、夜叉ヶ池にまつわる伝説がある。 揖斐川の上流に住む龍神との約束により、美濃国安八郡平野庄の郡司の安八太夫安次の娘は龍神の元に嫁ぐこととなった。娘は若者に姿を変えた龍神に連れられて、揖斐川上流の池(夜叉ヶ池)へたどり着いた。 しかし、龍神にはすでに本妻がいたのである。娘を見た本妻は激怒し、大蛇に姿を変えて池から飛び出し、八丈岩の真下の穴に潜ってしまう。そして「娘が安八に里帰りに行く際、この近くを通るならば岩を落として押しつぶしてやる。」と言ったという。 娘が里帰りすることは無かったが、安八太夫安次の子孫が夜叉ヶ池に行くときは、この八丈岩の近くは通らないという。 別の伝承では、嫉妬に狂う二龍女がいて、片方の尸羅(しら)がもう片方の夜叉を八丈岩で襲うと伝わる。また、尸羅が住む白石山の洞窟の池は龍宮に続くという。
※この「八丈岩の伝説」の解説は、「八丈岩駅」の解説の一部です。
「八丈岩の伝説」を含む「八丈岩駅」の記事については、「八丈岩駅」の概要を参照ください。
- 八丈岩の伝説のページへのリンク