先発工兵計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 18:27 UTC 版)
先発工兵計画の主要部分においては、正面に3つの装甲板付き銃眼を備えた小さな掩蔽壕が設置された。壁は厚さわずか50cmで、毒ガスからの保護は考慮されていなかった。そこに配置された兵士は自分のベッドを用意されておらず、ハンモックで間に合わせなければならなかった。露出した陣地では、屋根に装甲付きの丸い小さな「見張り台」がついた同様の小さな掩蔽壕が組み立てられた。これらの構造はどれも、せいぜい爆弾と手投げ弾による榴弾破片からの保護しか考えられていない、既に時代遅れなものだった。 この計画は国境警備軍(Grenzwacht)(ライン地方で活動した再軍備直後の小規模部隊)によって実行された。掩蔽壕は国境の近くに設置された。
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