カバーなし金利平価のパズル
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/16 00:46 UTC 版)
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カバーなし金利平価のパズル(カバーなしきんりへいかのパズル、英: The uncovered interest parity puzzle)とは、金利平価説によると利子率が高い国の通貨が減価するはずであるのに、実際にはその国の通貨が増価する傾向にあるという理論に反する実証的事実のこと。ユージン・ファーマの1984年の論文で最初に提示される[1]。英語の頭文字をとってUIPパズルとも呼ばれる[2]。また、自国と外国の利子率の差はフォーワード・プレミアムで近似できることから、フォーワード・プレミアム・パズル(英: The forward premium puzzle)[3]またはフォーワード・プレミアム・アノマリー(英: The forward premium anomaly)[4]とも呼ばれる。日本語では先物プレミアム・パズルとも書かれる[5]。様々な呼び方があるが、本質的にはすべて同じものである。
概要
金利平価説によると、将来の為替レートは自国預金と外国預金の期待収益が等しくなるように決まる。例えば、日本を自国、アメリカを外国とすると、以下のような金利裁定式が得られる。
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