元宝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 21:30 UTC 版)
元では、貨幣通貨を元寶(元宝)と呼び刻印したため、銀錠も元寶もしくは元宝と呼ばれた。この際、銀錠以外のコイン形状の銀貨も元宝と呼んでおり、当時は通貨全般を指していたと思われる。それ以前から唐時代の開元通宝も対読(上・下・右・左の順に読む)と「開元通寳」となるが、右回りに読む廻読では開通元寳と読める事から、銅貨を俗称として元宝と呼ばれた可能性はあるが、銀錠が元宝と呼ばれ始めたのは元朝以降からである。清朝以降の元宝か形状が若干変化し、おわん(あるいは馬蹄)中央部のくぼみが球状に盛り上がる形態を見せている。
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