傷との戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 05:35 UTC 版)
1954年3月、シドニースタジアムで豪州同級王者のボビー・シンとノンタイトル12回戦で対戦。シンは距離を詰めて腹を狙い、カラザースも打撃戦に応じて2回にダウンを奪ったが、3回にバッティングで目をカット。5回の後半にはカットした目を打たれ、ラウンド間にはドクターが傷を確認し、マコーネルは処置にあたり、レフェリーとマギルはカラザースに傷が悪化したら試合を止めると伝えた。カラザースは2か月弱のうちにタイ人選手との防衛戦を控え、この試合は調整試合のはずで、試合前にシン優位の予想をする者はほとんどいなかった。カラザースは7回に持てる全てのパンチで激しく攻撃し、ラウンド終盤にはシンをグロッギーにさせたが、ダウンは奪えなかった。その後の5つのラウンドでカラザースは距離を保ったが、毎回血を流してマコーネルの応急処置を受け、判定で勝利した。試合後は目の傷を縫合し、数週間完全なトレーニングができなかった。
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