倭文氏とは? わかりやすく解説

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倭文氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 01:40 UTC 版)

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倭文氏
氏姓 倭文宿禰(大和・河内)
倭文(摂津)
始祖 天羽槌雄神
氏祖 大味宿禰(大和)
天伊佐布魂命(摂津)
種別 神別天神
本貫 大和国河内国摂津国ほか
凡例 / Category:氏

倭文氏(しとりうじ、しどりうじ、しずりうじ)は、「倭文」をの名とする氏族。異表記は「委文」。

概要

織物を生産する部民である倭文部(しとりべ)を率いた伴造氏族[1]。倭文とはシズオリの意で、アサカジノキなどの繊維で文様を織り出した日本古来の織物[2]

中央の一族はの姓(カバネ)であり、その中の主流の一族は天武天皇13年(684年)に宿禰姓を賜った。地方の伴造には、などの姓がある[1]

新撰姓氏録』(815年)によると、大和国河内国に委文宿禰、摂津国に委文連の三氏を掲げている[1]。出自としては、「大和国神別天神)」の項に「委文宿禰 出自神魂命之後大味宿禰也」とあり、また「摂津国神別(天神)」の項に「委文連 角凝魂命男伊佐布魂命之後也」とある[3]

機織の神である天羽槌雄神祖神として奉斎し、全国に倭文神社が残る。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 日本古代氏族事典-「しとり[委文]」
  2. ^ 日本古代史大辞典-「しどり[倭文]」
  3. ^ 倭文氏と下照姫 倭文神社(2)

参考文献

関連項目




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