修正第12条との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 09:19 UTC 版)
「アメリカ合衆国憲法修正第22条」の記事における「修正第12条との関係」の解説
ある者は修正第22条を1804年に批准された修正第12条との関係で問題を投げかけている。修正第12条は「何人といえども、憲法上大統領職に就く資格のない者は、合衆国副大統領の職に就くことができない。」と規定している。 修正第12条の下では、当初の憲法による資格が年齢、市民権および居住が大統領と副大統領双方に適用されることが明らかだが、2期を務めた大統領が後に副大統領に選ばれ、あるいは指名されることができるか不明である。ある者は、修正第22条と修正第12条で、2期を務めた大統領が後に副大統領を務めることを禁じ、かつ大統領継承順位のいかなる順位からも大統領職を継ぐことを禁じていると主張する。他の者は、2期を務めた大統領が副大統領に選出または指名されることはできないが、その職を保持することを除外されていない承継順位下位の職から承継することはできると主張している。またある者は、修正第12条が「任務」の資格に関わっており、一方修正第22条は「選出」の資格に関わっていると主張している。現在まで元大統領が副大統領になろうとした例が無いので、いずれの理論もまだ実証はされておらず、裁判所もこの問題に裁定を下す機会が無い。
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