何もしたくない
無気力症候群は、「無気力・無関心・無感動の《三無主義》」と特徴づけられることが多い。「何もしたくない」と感じるとともに「眠れない」「食欲がわかない」といった症状を呈することも多い。
新入学生や新社会人が陥りやすい「五月病」は、無気力症候群である可能性が高い。もっとも、必ずしも全ての五月病が「無気力症候群」に該当するとは限らず、「適応障害」や「うつ病」に該当する可能性もある。
五月病は「何をするにも身が入らない」というよりもむしろ「本分たるべき学業や勤務に身が入らない(が、遊ぶ気力は満ち溢れている)」という心理状態であることも多い。
「何もしたくない」という気持ちに支配されている状況は、もちろん単なる怠惰かもしれないが、それ以上に、強い心的ストレスにさらされた結果の疲弊かもしれない。理想と現実の齟齬(ギャップ)に打ちのめされたり、齟齬を少しでもなくそうと無理をしすぎたりしていなかったか。
何もしたくない気持ちを無理に奮い立たせることは難しくもあり危険でもある。無理強いは強いストレスの元になるし、「やはり自分は無能だ」という自己否定に結びついてしまう。無理をしてはいけない。無理せずできることから始めよう。行動のハードルを下げて簡単なことから始めよう。楽しい気持ちになれることをしよう。逃げ出せることからは逃げ出そう。そして、そんな自分を肯定してあげよう。
「何もしたくない」の例文・使い方・用例・文例
- 今日はひどくだるいから何もしたくない。
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