体系的綴り字改革案だが1対1の対応とは限らない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:00 UTC 版)
「サウンドスペル」の記事における「体系的綴り字改革案だが1対1の対応とは限らない」の解説
サウンドスペル(SoundSpel)は、どちらかといえば表音主義に近い綴り字改革案ではあるが、綴りと発音の1対1の対応を求めず、もともとの英語らしさをのこそうとしている部分もある。ただし、いわゆるサイレントeは、a, e, i, o, u の直後につけて、ae, ee, ie, oe, ue のような二重音字を形成する。 a, e, i, o, u は、「短音」も「弱母音」もあらわす。さらに、a は ll の直前で/ɔː/、e は be, me, we などで「長音」、i と o は語末で「長音」、u は U (= you) で「長音」をあらわす。 ae, ee, ie, oe, ue は、ルール上は必ず同じ読み方になる。 /eɪ/ の音に対して ae を用いる。-ay は使わないことになっている。 /iː/ の音に対して ee を用いるが、be, me, he, she, we などは例外として容認されている。 /aɪ/ の音に対して ie を用いるが、語末では -i も認められる。I, eye, aye は、それぞれ I, ie, ie である。 /oʊ/ の音に対して oe を用いるが、語末では -o も認められる。know は noe に。doe, toe などはそのまま。 /juː/ の音に対して ue を用いるが、U (= you) は例外。 /aʊ/ の音に対して ou も ow も用いられる。 /ɔː/ の音に対して au も aw も用いられる。さらに、a は ll の直前で/ɔː/をあらわし、o が ff, ss, ng などの直前で/ɔː/をあらわすこともある。 /k/ の音に対して c も k も用いられる。(ただし "ck" は用いない。) th が有声音でも無声音でも使われる。(サウンドスペルでは、thy と thigh の区別も、sheath と sheathe の区別も、できない。) x が有声音でも無声音でも使われる。 y は語末では常に body の -y の発音で使われる。 名詞の複数形の語尾は発音に関係なく -s, -es を使うが、動詞の過去形・過去分詞形の語尾は発音通りに書く。
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