佐竹本三十六歌仙絵巻の購入
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「山本唯三郎」の記事における「佐竹本三十六歌仙絵巻の購入」の解説
「佐竹本三十六歌仙絵巻」も参照 1917年(大正6年)、旧秋田藩主佐竹侯爵家が手放した鎌倉時代の絵巻物『佐竹本三十六歌仙絵巻』を購入した。佐竹家が売り立てを行った際、大手古物商9人が合同して「入札史上空前の高値」35万3000円で落札したという名宝であったが、これを山本が買い取ったのである。後藤新平の勧めを受けて買い支えたといい、また別の説によれば料亭で遊興中に古道具屋から持ち込まれた話を即決したともいう。 しかし、第一次世界大戦後の不況を受け、早くも1919年(大正8年)には売りに出されることになった。しかしあまりの高額(総額37万6000円)のために一括しての買い手がつかず、三十六歌仙一人一人が切り売りされることになった。元所有者の山本には源宗于が贈呈された。
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