(3)佐々木による時代区分論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 08:26 UTC 版)
「アイヌ史の時代区分」の記事における「(3)佐々木による時代区分論」の解説
文献史料に基づき、アイヌ民族史の独自性を重視した時代区分論。アイヌ文化の成立(13世紀)以後、近代に至るまでの期間に戦乱が多発した時代が2つあったと想定し、それぞれ前期大闘争時代、平和時代、後期大闘争時代、役蝦夷時代と区分する。さらに、前期第闘争時代、後期第闘争時代はそれぞれアイヌ民族の口承文芸、ユーカラとウエペケレのモチーフになったと考え、「ユーカラの時代」、「ウエペケレの時代」と呼称する。 佐々木の時代区分論はアイヌの中近世史区分としては最も詳細であるが、それ以外の時代についてはそもそも叙述の対象となっていないため古代から現代に至るアイヌ民族通史とはなっていない。
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