位階と服色・構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 07:24 UTC 版)
令制によれば、一品親王以下、臣下の五位に至るまでは、当色(とうじき)は礼服と同じで、親王は深紫、二位以下五位以上は浅紫。臣下は一位深紫、二位・三位は浅紫、四位は深緋、五位は浅緋、六位は深緑、七位は浅緑、八位は深縹、初位は浅縹と定められた。五位以上は、皁羅頭巾(くりのうすはたのときん・くりのらのときん)、牙笏、金銀装腰帯、白袴、烏皮履(くろかわのくつ・うひり)を着け、六位以下は、皁縵頭巾(くりのかとりのときん)、木笏、烏油腰帯、白袴、白襪(しろしとうず)、烏皮履を着けた。 袍を締める際には、後の束帯と同様に石帯を用いた。この石帯に付けられていた石が、日本各地の官衙跡地の遺跡から出土している。
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