伊牟田經久
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伊牟田 經久（伊牟田 経久、いむた つねひさ[1][2]、1931年1月14日[1] - ）は、日本の日本語学者、日本古典文学研究者。鹿児島大学名誉教授、志學館大学名誉教授。『蜻蛉日記』など平安時代の文学および国語の研究、『大石兵六夢物語』など江戸時代の鹿児島文学の研究で知られ、鹿児島大学教育学部長、志學館大学文学部長、志學館大学学長を歴任した。
人物
鹿児島県揖宿郡喜入村（後に揖宿郡喜入町、2004年鹿児島市へ編入）生まれ[1][2]。1952年東京高等師範学校文科第二部（国語専攻）卒業[1]。高等師範卒業後、鹿児島県指宿高等学校教諭を3年間務め[2]、在職中に校歌を作詞[3]。高校教諭を退職して東京教育大学（現筑波大学）文学部文学科国語国文学専攻3年次に編入学し、1957年3月に卒業[1]。東京教育大学では佐伯梅友門下[1]。1957年4月広島女子短期大学（後の広島女子大学、現県立広島大学）助手に着任し[4]、後に講師、助教授、広島女子大学文学部助教授[5]。1971年に鹿児島大学教育学部へ移り[4]、助教授、教授[5]、教育学部長[6]を歴任。1996年に鹿児島大学を停年退官して[2]名誉教授の称号を授与され[7]、鹿児島女子大学教授に就任[2]。1999年の鹿児島女子大学の改称により志學館大学教授となり、文学部長も務める[2]。2003年志學館大学学長に就任[2]（2007年に[8]辰村吉康が後任[9]）。志學館大学名誉教授の称号を受ける[9]。志學館大学の大学歌や[9]、鹿児島大学教育学部同窓会の歌「我が友よ」の作詞も担当した[6]。
共編著書に『かげろふ日記総索引』（風間書房）、『日本古典文学全集 土佐日記・蜻蛉日記』（小学館）、著書に『「大石兵六夢物語」のすべて』（南方新社）、『かごしま昔物語『倭文麻環』の世界』（南方新社）などがある。洋画家の伊牟田經正は弟[10]。
脚注
- ^ a b c d e f 『平安文学研究』第20輯、平安文学研究会、1957年9月、154-155頁。
- ^ a b c d e f g 伊牟田經久『「大石兵六夢物語」のすべて』南方新社、2007年3月、著者紹介。
- ^ 「校歌の風景 鹿児島県立指宿高校 自主・好学・向上 1～3番に入った三つの校訓」『南日本新聞デジタル』南日本新聞社、2024年5月20日。2025年6月4日閲覧。
- ^ a b 『広島女子大学創立六十周年記念誌』広島女子大学、1981年8月、503-504頁。
- ^ a b “伊牟田經久”. researchmap (2008年2月15日). 2025年6月4日閲覧。
- ^ a b “鹿児島大学教育学部同窓会会報 第19号”. 鹿児島大学教育学部同窓会 (2017年11月20日). 2025年6月4日閲覧。
- ^ “大学紹介 名誉教授一覧”. 鹿児島大学. 2025年6月4日閲覧。
- ^ “辰村吉康”. researchmap (2011年6月30日). 2025年6月4日閲覧。
- ^ a b c “志學館大学 シンボルマーク・大学歌”. 志學館学園 志學館大学. 2025年6月4日閲覧。
- ^ 「鹿児島県人国記」芳即正 塚田公彦 編『鹿児島県風土記』旺文社、1995年11月、485頁。ISBN 978-4010710876。
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